アジア株投資がさらに厳しい状況へ!
これまで世界を牽引していたアメリカ経済が崩壊したことによって、中国やインドなどの新興国
市場の拡大が、アメリカの穴を埋めてくれるのではないかと期待されました。
2009年中国は内需拡大を目的に大々的な財政出動を行いました。また、100兆円規模の金融緩和
を行ったのですが、市中には回らず、株と不動産に大半の資金が流れました。
このため、短期間で低迷していた株式市場は盛り返すこととなり、大都市圏の不動産は高騰する
ことになりました。しかし、残念ながらいつまでも続くわけではありません。
また、中国は世界の工場として稼動してきたわけですが、人件費が年々高騰しています。世界中
がデフレに陥っている状況にあるため、さらに人件費が安い国にシフトされます。
そうなると、中国経済を支えてきたものが崩れてくるわけですから、今後バブルが崩壊すること
となり、リーマンショック以上の経済的打撃を与えることは必至です。
当然のことながら日本やほかのアジア諸国に大きな影響を与えることとなりますので、投資活動
は十分注意する必要があります。基本的には売りです。早い段階で売るべきです。
身軽な状態で、大きく動いたところを短期売買で狙うしかありません。それを難しいと感じる
のであれば、しばらくは様子見に徹するべきでしょう。
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