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アジア通貨危機を学んで投資に生かす
今現在、金融不安の影響から世界的に景気が悪化しています。思えば10年ほど前にアジア
経済に深刻なダメージを与えることになったアジア通貨危機は最初タイのバーツが大暴落し
たことから始まりました。(韓国も酷かったのですが、今回は前回をも上回っています)
それまで好調とされていた各国の経済は通貨の下落と同時に金融機関の不良債権が表面
化することとなり、企業の倒産や、失業者の増大という、大不況に陥りました。
そして、こうした背景には、経済が好調だったがゆえに、起こるべくして起きてしまったという
事実がございます。急激な成長は、資金循環のリズムを乱します。
また、旺盛な資金需要が借金を増やします。そして、過剰な投機的資金が株式市場に流入
することとなり、土地がそれに伴い値上がりします。
いわゆるバブル経済が形成されます。この当時世界各地の金融市場が抜本的に改革され
ることとなり、自由化が進むこととなります。
このため、儲けるチャンスを目指して世界中を駆け巡る、ヘッジファンドが大きな勢力になり
ます。そして、このヘッジファンドが狙ったものが、金融システムが未整備なアジアの通貨
システムだったのです。恣意的に仕掛けられたわけです。
また、アジア通貨危機については、これまで様々な見方がなされていましたが、本質的に
はマネーゲームの餌食になってしまったことが大方の見方となっております。
実体経済の活動によって、ヒト、モノが大きく動くことになります。そして、その結果、資金が
潤滑油のような役割で循環することになるわけですが、アジア諸国を襲った通貨危機は、
そのお金の循環が滞ってしまい、経済にダメージを与えました。
大幅なインフレ、倒産、失業、金融機関の不良債権の増大といった負のサイクルに陥って
しまったのです。そして、日本の場合、円はドルに守られるという側面に助けられ、通貨
危機にはなりませんでした。しかし、バブル経済の破綻による後遺症は長く残りました。
厄介なのは、今現在、アジア通貨危機の時よりも、さらに大きな規模の金融危機が起こっ
ています。注意しなければならないのは、今が安値で仕入れるチャンスだと、いった何の
裏づけも無い言葉にあおられてはなりません。
今は積極的に株式投資するような状況にはありません。静かに静観すべきときなのです。
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